浜に漂着したゴミの分別方法
分別めっちゃ大事!
ペットボトル
透明な袋
右の物とは混ぜずにペットボトル単独で透明袋に!(他も基本、単独で)(透明袋は町指定の可燃物用である必要はありません)
キャップは開けて、中身は出す
キャップは同じ袋でOK
すぐにいっぱいになるので
大きめの袋(90L)がオススメ
中身が腐敗してそうなもの(濁っていたり、膨らんでいるもの)は慣れた人に任せましょう
この素材はペット?と迷う場合は慣れた人に聞くか、プラとして。
ペットボトルキャップ
透明な袋
基本的にはペットボトルの袋と同じでいいけれど、単独で落ちているものをプラとは別に分けて集めておくと、リサイクルすることができて、新たなゴミ袋として生まれ変わるそうです!薄いプラとして燃やすのも悪くはないのですが、浜にたくさんある場合はこれだけ集めると色とりどりで面白かったりするかもしれません。
発泡スチロール
透明な袋
簡単にバラバラに分裂して細かくなってしまう発泡スチロール。拾い切れなくならないうちに拾いたいので優先度高め。
袋の中でかさばるような形(L字型など)は袋に入れてからバキッと割るとおさまりが良くなります
大きめの袋(90L)がおすすめ
発泡プラ製
の小さい浮き
透明な袋
ソフトボールサイズの丸い浮き(白、たまに赤)(浮き球ベースボールに使うやつ)+ 長径10cmくらいの直方体の白い浮き。
発泡スチロールっぽく見えるけれども違う(固い)発泡プラスチック製の漁具(EVA フォーム?)。処理が変わるので発泡スチロールとは分けましょう。(プラ製の小さい浮きと混ざるのはOK)
プラ容器・プラ片
ビニール袋
透明な袋
とにかく色んな種類があるけれど
主に家庭で使われるような薄い(厚さ1mm程度)プラのみに分けましょう。(薄いプラだと久米島で焼却できるらしいです!)
ペットボトルと同じようにボトルに中身(洗剤や飲料)が入っていれば出しましょう。外観から中身が判別できない場合は慣れた人に任せましょう。
(厚さ3mm以上ありそうな分厚いプラ:漁業や何かの産業用っぽい大きいものは別に分別)
空のビニール袋はここに混ぜて。砂はしっかり落として。鳥やカメなどが誤食することで病気になってしまうし、風で飛びやすいので優先度高め。
プラ製の小さい浮き
透明な袋
水色やオレンジの細長い物、水色の楕円状の物(ほとんどが同じメーカーのものなので分かりやすい)。
これらは久米島内で焼却できない物なので別袋に単独で集めましょう。重くなりやすいので小さい袋に。
有害な重金属が練り込まれており、浜に溶け出して残留したり、浜の生き物に取り込まれるので優先度高め。
くっついた貝はなるべくは取るようにしましょう。(乾燥させてから浮き同士をこすり合わせると取れやすいです)
他にも、黄色いカボチャ大でどーナツ状に穴の開いたプラ浮き(ペンドル)はこれと一緒に。
サンダル・靴
透明な袋
意外に多いのがコレ。なぜなのか分からない。 サンダル、長靴、スニーカー。ハイヒールがあることも。(スニーカーは乾いてないとすごく重くなるので晴れた時がよいかも)
化繊のロープ・網の一部
透明な袋
袋に入るサイズであれば、袋に入れて。できたら乾燥させて砂をなるべく払い落としてから袋にいれましょう
(浮きはハサミなどで取って分けた方がよいです)
漁具(プラ製)
透明な袋
黒い筒+円錐の底置用トラップ、カキ養殖の細長い筒状プラ、撒き餌用の網目状の箱型プラ など漁業に関連したプラは別に。黒円錐は重ねるとコンパクトにまとまります。
大きい浮き(プラ製、発泡スチロール製)・袋に入らない大きい漁網・プラ管など
フレコンバッグ(トン袋)or 波打ち際から離れた、道路に近い場所に運んでまとめておきましょう
大人数が集まるイベントだとフレコンバッグがありますが、個人で用意するものではないので運び出しやすい場所にまとめておきましょう。
いつでもどこにもある定番の黒くて丸いブイ(フロート)、最近新しく登場した風船型(透明赤/透明青)のプラブイ、発泡スチロールのブイ(防舷材、フェンダー)、漁網(ルアーの釣り針が隠れていることが多いので要注意!)、何かの配管のようなプラスチックの筒状の長い物、ドラム缶(だいたいは大型船舶用エンジンオイル廃油)。
発泡スチロールは風で動かないような場所に置きましょう。プラ配管はプラ用ノコがあれば切断して単独で透明袋にいれてもよいです。
割れてないビン
土嚢袋 or 白トレイ
飲み物のガラスビン、食べ物のガラスビン。
金属製の蓋を取るか/取らないかはイベントの主催者や慣れた人に確認しましょう。
しばらく置いとかないとならない場合では、蓋のないものはできれば雨水が貯まらないように逆さまに(横にすると生き物が入って死んでしまうことがあり、上向きだと蚊がわいてしまう)
蛍光灯
土嚢袋 or 白トレイ
蛍光灯は拾った後の処理コストがとても高く、他の物と混ざってしまうとそれも蛍光灯としての処理コストがかかってしまいます。
割れないように気を付けて。
危ないので拾う優先度高め。
割れてない電球
土嚢袋 or 白トレイ
丸い電球や細長い電球。
割れてないものだけをまとめて。
危ないので拾う優先度高め。
飲み物などの缶
土嚢袋 or 白トレイ
飲み物の缶には「これって漂着じゃないよね」というのも時々。
(飲んだら持ち帰ろう)
※ 中身の入ったスプレー缶は別に
割れた物・鋭利な物・小さい不燃物・その他
白トレイor 透明チャック袋
割れたビン・割れた電球、釣り針(ルアー)、クギなどの金具類、ライター(金属部分を含む場合)、割れていない医療用の薬瓶(ガラス製)、廃油ボール(黒い油が海上でボール状に固まったもの)など
可能であればジップロックのようなものに種類ごとに分別して入れてから白トレイにまとめておきましょう
割れた電球は軽く触れただけで指の皮膚が切れるほどに鋭いのでケガの原因 No1。素手では触らないのがよいです。(耐切創手袋という物があるのでそれを付けた人に任せましょう)
廃油ボールは素手で触らずに、棒状のプラごみをトングのように使うなどして袋に入れましょう。ベトベトが手に付いたらなかなか落ちないし、服や靴に付いたらもう取れません。
木材から飛び出たクギは錆びにより折れていたり、もはや先端がとがっていないことが多いですが、危なそうなものであれば慣れた人に先端を叩き潰してもらったり工具で抜いてもらったりすると良いでしょう
危ないもの
まずは触らないで下さい。通報するか、イベント主催者に伝達して下さい。
正体不明の金属製の筒状のもの、正体不明の中身の入っていそうなガス缶っぽいもの、ガスボンベ(最近は燃料ガスより投棄された特定フロンガス:不燃性のほうが多いですが念のため)、発煙筒のようなもの、注射針、注射針がむき出しの注射筒(場合によってはとりあえず針の先端に発泡スチロールを刺しておくのもよいですが、気を付けて!)
もし、注射針が誤って手などに刺さってしまった場合は病院を受診するようにして下さい(日・月でも)。その注射針の危険性を判断する必要があるため、刺さったものの写真を撮っておいてください。使用済みの注射針であっても長い期間をかけて漂着したようなものは紫外線や海水によって血液感染が問題になるような病原体は不活化・分解・洗浄され、すでに残っていないと考えられますが、新しいものであると血液感染の可能性が否定できません。必要な検査・処置を判断するためにどのような針・注射筒だったかの情報が必要です。
しっかりと分別したら
① 運び出しやすいように道路の近くにまとめて並べて置きましょう!
② 久米島町役場 環境保全課さんへ電話で連絡しましょう!
TEL: 098-985-7126
(予定が決まっていたら、なるべくは事前に。事後でもなるべく早めに。)
詳しい場所と合わせて、軽トラの荷台に無理なく載せて何台分の量があるか
についても伝えると親切です
③ 後ほど、環境保全課さんが分別のチェックをしてくださいます!
OK ならリサイクルセンターまで運んで頂けます!
※ 分別済みでも環境保全課さんへの連絡なしにリサイクルセンターへ個人で
持ち込むことはしないようにして下さい。
環境保全課さんで集計している漂着ゴミのデータから洩れてしまうため、
リサイクルセンターでは事前連絡のない漂着ゴミは受け取れません。
人工物ではないもの・自然のもの
自然のまま、そのままにしておきましょう
流木、木材、枯れ枝、竹、海藻、イカや魚などの骨など
鳥の死骸やカツオノエボシは危ないので触わらないようにしましょう。
もし、ウミガメが漂着したりしているのを見つけたら「生死に関わらず、ウミガメ館までご連絡下さい。」とのことです!(ウミガメ館さん連絡先:℡ 0989857513 、E-mail: umigamekan@woody.ocn.ne.jp )
もし、イルカやクジラが生きたまま浜に打ちあがっていたら ホタル館さんへお電話を!(もしくは、ここのお問い合わせページから場所とそちら様のお電話番号をご連絡ください) そして、可能であれば乾燥しないように海水をかけてあげて下さい。もう死んでしまっていたら久米島町役場の環境保全課さんへお電話をお願いいたします。